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経済学部旧HP

学部長からのメッセージMESSAGE

経済学部長 森口毅彦
経済学部長 森口 毅彦

富山大学経済学部は,1924年に設置された官立高岡高等商業学校をそのルーツとしており,2024年には100周年の節目を迎えます。これまで100年にわたって有為な人材を輩出し,社会に多大な貢献をしてきましたが,次の時代を担う人材を育成し続けるための体制づくりとして,この100周年という節目の年に,経済学部は新しく生まれ変わります。

今日,社会環境が劇的に変化し,そのスピードも速くなっています。こうした中で,解決しなければならない地域・社会課題,ビジネス課題も複雑化・多様化しており,社会からはそうした課題の解決に力を発揮できる人材が求められています。このような人材を育成するためには,高い専門的知識と幅広い視点からアプローチするための領域横断的な知識の修得,それに加えて経験や勘に頼るのではなく,データに基づきエビデンスベースで考えていく力の養成が必要になります。

そこで2024年4月から,経済学部は,分野横断的な学びを実現するためにこれまでの3学科を1つに統合し,経済経営学科という1学科体制となります。この1学科のもとに3つのプログラム(公共政策・企業経営・経済データサイエンス)を設置します。プログラム教育の特徴は,従来の経済・経営・法律という社会科学の3分野を横断的に学べる体制をとりながら,どのプログラムに所属してもデータサイエンスの素養を身につけることができる体系的なカリキュラムを用意していることです。

新しく生まれ変わる経済学部経済経営学科で,「社会科学×データサイエンス」の学びを通して社会で役立つ実践的課題解決力を身につけ,社会に貢献できる人材へと大きく成長してほしいと思います。