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経済学部旧HP

留学報告書REPORT

経済学部経営法学科 3年 男子
留学先:山東大学(2018年9月~2019年7月)

留学の動機と準備(語学、ビザなど)

留学の動機

大学1年次に実際に中国を訪れ、中国の発展していく様子を生で見たことがきっかけです。

留学の準備

中国関連の科目を履修し留学に備えました。

ビザに関しては留学期間が半年の方はX2ビザ、1年間の方はX1ビザを取得することになると思います。出入国に関する規則は変更される可能性がありますので、大使館HP等で最新の情報をご確認ください。

留学生活について

住居(寮やアパートの設備)

中心キャンパスの外国人寮は1から4号棟まであります。他キャンパスにも外国人寮が用意されているところもあります。部屋は1人部屋2人部屋の2タイプがあり、費用も大きく異なりますので、慎重に考えて選んでください。部屋の中にはトイレ、シャワー洋服をかける場所や棚、机、椅子、ベッド(シーツ等は貸出)が備えつけられています。

生活環境(気候、大学周辺の様子、交通機関、食事、お金の管理方法、携帯電話など)

気候

気候は夏が暑く2019年5月下旬には38度を記録しました。冬はマイナス10数度まで低下します。部屋の中には暖房が存在しますが部屋によりその効きには差があるので湯たんぽやカイロ等を準備して冬の寒さに備えてください。

交通機関

交通手段は市内の移動であればバスです。1乗車2元と非常にリーズナブルです。市の中心部までは渋滞状況によりますが15分程度で着きますし、スーパーは学内にも2軒あり非常に便利です。

食事

食事は主に学食でとっていました。地下1階から4階まで存在し、それぞれ価格帯も異なります。またメニューが豊富なため1年程度の留学では飽きないと思います。味も良く値段も安いのでお勧めです。

お金の管理方法

お金の管理については20万円分を日本円の現金で持参し、その後はクレジットカードで引き出していました。

携帯電話

携帯電話は必須です。入学手続きの一部にSIMカードの契約が含まれているため、すぐに SIMカードを購入できます。中国はキャッシュレス社会なので、現金のみでの生活は大変不便です。キャッスレスで支払いをするという観点からもSIMカードの購入をお勧めします。また渡航前に必ずスマートフォンの対応周波数帯を確認してください。時々繋がらない端末があるようです。

留学時の毎月の生活費(寮費、食費、娯楽費など)

寮費は2人部屋の場合1学期3700元(長期休暇中は別途支払い)です。食費に関しては学校の外で食べるか、学食で食べるかで大きく異なりますが、学食であれば1食10から15元あればお腹一杯食べられます。

娯楽費に関しては、個人差が大きいですが私の場合は1か月150元程度娯楽費に使っていました。

学習、研究以外の活動(スポーツ、文化活動、週末や長期休暇の過ごし方など)

主に放課後や週末に友人や教授と美味しいものを食べたり、市内を巡りました。連休や長期休暇の際には国内の様々な場所を旅行し知見を広めました。日本に比べて移動手段も多くあり、節約もしやすいです。

留学中の学習の概要

中国語の授業を取りつつ、学部の授業を聴講したり講座を受講しました。語学の授業は世界各地から各専攻の学生が集まるため、その国の事情や各専攻の内容についてプレゼンテーションやディベート等が行われ、日本式の授業に慣れている人にとっては新鮮だと思います。

留学面での苦労・アドバイス等

留学面での苦労

留学中は様々な手続きをしないといけませんが、部署が多く担当もそれぞれ違うため各部署をまわって手続きするのに苦労しました。また何かをお願いしても、すぐにやってもらえるとは限りません。そういう時はやってもらえるまで要求し続けましょう。困ったら中国人の友人を頼ってみてはいかがでしょうか、彼らに相談すると問題が早く解決しますよ。

留学を振り返って

今回の留学を通して、多くの熱心な中国人学生や留学生、そして素晴らしい教授陣と関わりを持つ中で、自分の勉学に対する意識が高まったように思います。また留学中にかかわった殆どの学生が母国語と英語を身につけたうえで、中国語を勉強しています。その為、国際通用語である英語の重要性を身に染みて感じました。留学生の立場では中国語は出来なくても困りませんが、英語は出来ないと困ります。その為留学前に中国語と同時に英語も強化しておくことをお勧めします。

今後留学を考えている学生へのメッセージ・アドバイス

留学というと手続きが煩雑だと思っている方もいるかもしれません。しかし富山大学には留学説明会や留学をサポートしてくださる部署があり、私たちの留学に向けての手厚いサポートをしてくれます。その為、やらないといけない手続きに対する心理的負担も軽減されると思います。また、交換留学生として現地で留学するほうが、そうでない場合に比べ様々な優遇がある可能性があります。富山大学には、大学間や学部間の協定校が多くありますからその中から留学先を選択するのも良いかもしれません。

また、留学当初は新生活に慣れない事もあるかもしれませんが、学生や先生方との交流の中で徐々に慣れていきます。そして、是非留学に行って今学んでいることについてより深く学んだり、新しい体験をたくさんしてみて下さい。それが今後の自分の価値観に影響を与え、卒業後の具体的なビジョンが見えてくると思います。まずは行きたい国・地域や大学について調べることからスタートしてみてはいかがでしょうか。