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経済学部旧HP

留学報告書REPORT

経済学部経営学科 4年 女子
留学先:国民大学校(2019年9月~2020年1月)

留学の動機と準備(語学、ビザなど)

留学の動機

私は、大学1年次に第2言語として朝鮮語を履修しました。その後、独学で韓国語を勉強するうちに、言語に癒着する文化の面白さに気付かされ、韓国という国自体にも関心を持つようになりました。そこで、語学力の向上、さらに一個人としての成長のため、韓国に交換留学をすることを決めました。

留学生活について

住居(寮やアパートの設備)

大学内にある寮に滞在しました。講義が始まる10分前に寮を出ても間に合うほどの距離にあるので、立地がすごく良かったです。4人部屋ということもあり少し狭く感じる部分もありましたが、慣れれば不便なく過ごすことができます。また、寮内に24時間営業のコンビニ、洗濯室、自習室、コンピューター室があります。キッチンはありませんが、1フロアに1つ、共用の大きな冷蔵庫があります。日用品などは特別に準備しなくても現地で買い揃えることができました。

生活環境(気候、大学周辺の様子、交通機関、食事、お金の管理方法、携帯電話など)

気候

富山に比べ、雨の日は少ないです。今年は暖冬でほとんど雪が降りませんでしたが、冬は厳しい寒さでした。

交通機関

大学周辺にはお店が少ないですが、バスですぐに繁華街に出ることができます。

食事

大学内に学食、カフェ、ファストフードのお店、コンビニがあるので、食事には困りません。

お金の管理方法

お金は、ほとんどがクレジットカードで支払い可能なので、クレジットカードを2枚持って行きました。ただ、現金が必要なことも多々あるので、日本から持って行った現金を換金して使っていました。

携帯電話

携帯電話は、現地でWi-Fiを借りて、生活していました。ただWi-Fiだと現地の電話番号を取得できないので、長期滞在であれば、SIMカードを購入したほうが不便なく生活できると感じました。

留学時の毎月の生活費(寮費、食費、娯楽費など)

寮費は4ヶ月(1学期分)で7万円ほどでした。物価がそこまで変わらないので、日本での毎月の生活とほとんど変わらなかったと思います。寮にキッチンがなく、自炊ができなかったので、食費に一番お金がかかりました。

学習、研究以外の活動(スポーツ、文化活動、週末や長期休暇の過ごし方など)

特に部活動には所属しませんでした。授業が午前中で終わることが多かったので、午後は校内にある図書館やカフェで勉強しました。図書館は24時間空いていたので、便利でした。週末には、友達と時間を過ごすことが多かったです。ソウルを出て、遠くに旅行に行ったりもしました。

留学中の学習の概要

留学を通して、語学力を向上させることが目標の一つだったので、韓国語の授業をたくさん履修しました。自分のレベルに比べて、少し難しいかもしれないと思った授業も履修しました。苦労しましたが、その分身になったなと感じています。また、日本学科への交換留学だったので、専門の授業として日韓関係に関する授業を履修しました。国民大学の学生と討論する機会もあり、現地でしかできない貴重な経験ができました。

留学面での苦労・アドバイス等

留学面での苦労

履修の申請方法が富山大学とかなり違いました。取りたい講義を早いもの勝ちで履修する形です。留学生は優遇されており、日本にいる間に何度か登録のチャンスがありますが、私はうまく行かず取りたい講義を取れないまま現地に向かいました。ただ、よほど人気のある授業でなければ現地に行って講義を受けてみてから変更することも可能だったので、大きな心配をする必要はなさそうです。いくつかの手続きに証明写真が必要なので、現地で撮ることも可能ですが、日本から持っていくことをおすすめします。また、入寮の際に様々な書類が必要ですが、私は結核の検査の結果用紙が不足していました。現地の病院ですぐに受けることができましたが、日本で受けて、書類を準備していくと安心だと思います。

留学を振り返って

留学に行って自分自身、2つのことが変化したと感じます。まず1つ目は「自分の考え方や気持ちを大切にするようになったこと」です。これは特に共同生活の影響が大きいです。私は他人に対して納得できない事があっても、ストレートに意見を言えないタイプです。しかし、共同生活をしていると、自分と他人とで折り合えない部分が顕著に現れます。そんな場合に、自分の心に留めておくのではなく、一緒に生活しているからこそ考えを共有し合い、互いを理解し合うことで、ストレスなく生活することができました。2つめは「行動力」です。留学は期間が制限されているからこそ、平等に与えられた時間に何をするか、どこで誰とどう過ごすか、せっかくの機会を無駄にしないように常に考えるようにしていました。少し無理をしてでも、多くのことに勇気を出して行動したからこそ後悔のない留学生活を送ることができたと思います。

今後留学を考えている学生へのメッセージ・アドバイス

新しい環境は、自分にも新しい変化を与えてくれると思います。少しでも留学を考えているのであれば、是非行くことをお勧めしたいです。