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経済学部旧HP

留学報告書REPORT

経済学部経営学科 4年
留学先:国民大学校(2022年9月~2023年6月)

留学の動機と準備(語学、ビザなど)

留学の動機

在韓日系企業がどのように韓国で異文化マーケティングを行っているかを研究するために留学を決めました。私は、国際経済について関心があり、ゼミでは日本企業の海外展開について学んでいました。そして、日本企業とアジア近隣諸国について学ぶ中で、海外展開においての異文化マネジメントの重要さを知り、現地で(韓国)の視点から学びたいと思い、この研究テーマにしました。

留学の準備

韓国語に関しては、日常会話ができる程度まで勉強してから渡航しました。

留学生活について

住居(寮やアパートの設備)

4人1部屋の学校内にある学生寮です。電子レンジのみで調理はできませんが、寮内にコンビニがあるため便利です。部屋には、4人共用のシャワーとトイレ、個人の机、クローゼット、2段ベッドが2つあります。さらに、各自のスーツケースも置いておくことになるのでかなり狭く感じます。

生活環境(気候、大学周辺の様子、交通機関、食事、お金の管理方法、携帯電話など)

気候

気候は日本とほとんど変わりませんが、冬は日本よりもかなり寒いので日本の防寒具なども持っていった方が良いです。

大学周辺の様子や食事について

大学周辺は、栄えてはいませんが飲食店は多くあります。私は、寮食を申し込まなかったので、基本的に外食やコンビニにいっていました。

お金の管理方法

お金は、韓国で口座を作ってからは、そこに預けて管理をしていました。それまでは、日本から持ってきた現金を韓国ウォンに換えるか、クレジットカードのキャッシングサービスを利用していました。

携帯電話

携帯電話は、元々使っていたものをSIMフリーにして、渡航時は10日間のeSIM、現地について最初は一ヶ月のSIMカードを購入してつかっていました。外国人登録証が発行されてからは、口座引き落としのSIMカードを利用していました。

留学時の毎月の生活費(寮費、食費、娯楽費など)

寮費は、1学期5万円ほどで安いです。食費は、自炊が出来ないのでかなりかかります。韓国では、みんなでお酒を飲む文化があるので、飲み会がとても多いです。その分、お金はかかりますが、韓国人の方と仲良くなる良い機会になります。

学習、研究以外の活動(スポーツ、文化活動、週末や長期休暇の過ごし方など)

私は、日本学科の「ゆい」という活動と「GPS」という国際交流サークルに参加していました。ゆいでは、韓国人の方と一緒に遊びに行ったり、日本の大学と交流授業を行ったりといった活動がありました。GPSでは、韓国人の方だけではなく、フランスやドイツなど様々な国から来た同世代の方々とたくさん交流する機会がありました。

留学中の学習の概要

韓国語を学習する留学生用の授業では、韓国人の先生から韓国語で習うことができるので、より詳しく教わることができます。また、日本学科には日本語で開講されている講義もあるので、韓国語が分からない生徒も安心してこの大学に留学できると思います。韓国語で開講されている日本学科の授業では、韓国の視点から日本について詳しく学ぶことができました。

留学面での苦労・アドバイス等

韓国で3カ月以上滞在する場合は外国人登録証が必要になります。この外国人登録証が発行されるまでは、本人確認済みの電話番号が手に入らないため、ネットショッピングや銀行口座の開設ができません。韓国はデジタルサービスが多いため、外国人登録証が発行されるまで、かなり不便な思いをしました。

また、寮ではルームメイトは全員日本人でしたが、寮内には様々な国の方々が生活しているので、お互い理解し合い、思いやりを持って行動することが大切だと感じました。

留学を振り返って

今回の留学は、苦労した事が沢山ありましたが、人として成長できたと思います。違う文化背景をもった方々と生活し、交流することで自分の価値観を更新することができました。そして、海外で、その現地の言語で授業を受けて、生活することで自分への自信を持つことができ、そのおかげで新たにやりたい事を見つけることができました。

今後留学を考えている学生へのメッセージ・アドバイス

留学を考えている方は、絶対に行くことをおすすめします。勉強したい内容が具体的にない場合でも、外国で生活し、現地の人と一緒に勉強するという経験自体に大きな意味があります。自分の価値観や考え方を見つめ直す機会にもなり、学生である期間を有意義に使うことができると思います。関心が少しでもあるならチャレンジしてほしいです。