留学報告書REPORT
経済学部経済学科 4年
留学先:中南林業科技大学(2024年9月~2025年2月)
留学の動機と準備(語学、ビザなど)
<語学>英語は1年のオーストラリア留学経験があったので、TOEIC900ほどはあった。中国語は0に近い状態で渡航した。
<ビザ>中国のビザは複雑なので東京・大阪・名古屋に直接複数回行く必要がある。期間が半年を超える場合健康診断なども必要。無犯罪証明書の発行などビザ発行に必要な書類が多いため準備は前もって進めたほうが良い。現地の事務員の方はレスポンスが早いのでわからないことがあれば富山大の事務員か現地の事務員に聞くべきである。WeChatというアプリで事務連絡なども1本化されているため現地の事務員の方のWeChatを渡航前に聞いておいてよいかもしれない。
荷物については日本の気候と似ているため行く時期に合わせて各自考えて持っていけばよい。
留学生活について
住居(寮やアパートの設備)
4人一部屋・トイレとシャワーは共同・キッチンはあるが基本的に学生は食堂でとる。
生活環境(気候、大学周辺の様子、交通機関、食事、お金の管理方法、携帯電話など)
気候
気候は日本と似ている
大学周辺の様子
周辺は都会で何でもある
交通機関
交通機関も整っておりタクシーは300円で使える。
食事
食事は日本に近いものもあるが見つけるのは難しく辛いものが多い。
お金の管理方法
お金はアリペイ、WeChat ペイを利用する。現金・日本のクレジットカードは利用不可能。日本でアリペイの設定をしておくほうが良い(日本の口座と結び付けて利用する)
携帯電話
携帯電話は大学に到着次第大学がすべてサポートしてくれる。<値段は月1,500円>
留学時の毎月の生活費(寮費、食費、娯楽費など)
寮 30,000円/年
食費1食250円
娯楽費日本の2分の1(カラオケ・ビリヤードなどは800円ほど)
基本的に値段は安いが学生はバイト禁止
学習、研究以外の活動(スポーツ、文化活動、週末や長期休暇の過ごし方など)
サッカー・ジム・旅行(西安、武漢、重慶など)
留学中の学習の概要
中国語・国際経済
留学面での苦労・アドバイス等
現地生と仲良くなるイベントを多く提供してくれる。中国の友達を作ることは難しくないので積極的に参加するべき。留学生同士で行動することが多くなるので英語は話せたほうが良い。現地生の英語はそこまでうまくないが留学生の英語は流暢である。中国語を完璧に話せない場合でも英語を話せると生活には困らない。
苦労は人によっては生活環境が合わない場合もあるが、適応できるレベルであると考える。良い点でもあるがこの地域で日本人に出会ったことはない。
留学を振り返って
中国はその他多くの国や日本と違い多くの独自文化がある。アプリやSNS、商品など新しく見るものも多く、新鮮で良い経験になると考える。日本から見る中国と中国から見る日本では大きな乖離がありほかの国では経験できないことも体験できるかもしれない。大学の学生生活としては大規模な人数で毎月大きなイベントがあり、この大学ならではの青春を体験できた。私が初めてする経験や日本では考えなかった経験が多かったのはオーストラリアより中国のほうであった。
今後留学を考えている学生へのメッセージ・アドバイス
個人的な意見として、国はどこでもよいが半年以上、できれば1年休学・留年という選択肢をとってでも留学に行くことは人生にとって貴重な経験になると考える。就職・進学など周りの意見に敏感になる時期ではあるが勇気をもって踏み出した先に大きな成長があると確信している。留学中にも前にも苦労は多くなるが信頼できる身近な人に相談し1度きりの人生の大きな決断をしてほしい。
私も留学前には不安が多く留学中も悩むことも多かったが留学を通して出会った体験は語学以外にも貴重なものが多くあった。結果的に就職や将来の進路にも役立ったのでぜひ興味のある方は、まずは留学経験者の先輩と話し合ってほしい。