特別講演会「東日本大震災に学ぶ―復興,原発,福島の声―」,アカデミック・サロン「東日本大震災に学ぶ―復興,原発,福島―」を開催しました
2012年12月4日13時から14時30分まで富山大学経済学部201大講義室において,経済学部新里研究室と『東アジア「共生」学創成』安全保障グループの主催による特別講演会「東日本大震災に学ぶ―復興,原発,福島の声―」が開催されました。講師は,後藤康夫先生(福島大学経済経営学類教授,元富山大学経済学部教員)でした。
後藤先生は,3.11が問いかけるものとして,「地球的・人類史的スケールで考える」ことを強調されました。また,現地・現場の声に耳を傾けることが出発点であること,日本および世界中で「フクシマ」の繋がりが広がっていることを話されました。経済学部以外の学生,教員も多数参加し,約200名の参加があり,活発な質疑応答がなされました。
翌12月5日には,13時30分から16時まで学生会館ホールにおいて,経済学部新里研究室と『東アジア「共生」学創成』安全保障グループの主催によるアカデミック・サロンが開催されました。アカデミック・サロンとは,ゲスト講師を話題提供者として,参加者が自由な議論を展開する場です。
大学教育支援センターの橋本勝教授が司会を務め,後藤康夫先生(福島大学教授)が第1話題提供者,2人の福島大学学生が第2話題提供者,久保大憲氏(とやま311ネット代表)が第3話題提供者となり,グルーブ別の議論を行ったうえで,話題提供者と質疑を行いました。経済学部学生・教員,人間発達科学部学生・教員,芸術文化学部学生,人文学部学生,工学部学生,理学部教員,総合情報基盤センター教員,一般市民など,約60人が参加し,「東日本大震災に学ぶ―復興,原発,福島―」をテーマに自由闊達かつアカデミックな議論が展開されました。
12月4日 経済学部201大講義室 講師:後藤康夫・福島大学教授