国際交流
留学報告書
経済学部経営法学科4年 女子
留学先:マーレイ州立大学(2014年8月~2015年5月)
留学の動機と準備(語学、ビザなど)
●もともと留学に興味があり、富山大学の交換留学制度を用いることにより学費が免除されるなど費用の面において優遇がみられたため。
●交換留学の条件であるIELTS6.0をクリアするため、フィリピンの語学学校に約3ヶ月間留学した。
留学生活について
住居(寮やアパートの設備)
キャンパス内にある寮に住んでいた。部屋にはベッドと机、クローゼット、トイレ、洗面台が備え付けられていて、1学期で$2800くらい。ここはキャンパス内にある寮のなかで一番高い。ちなみに寮は6種類ほどあり、それぞれ設備や寮費は異なりますが、基本的にはランダムで決められる。
生活環境(気候、大学周辺の様子、交通機関、食事、お金の管理方法、携帯電話など)
気候:冬は日本より断然寒く、雪もたくさん降る。夏は暑く、日差しがとても強い。
交通機関:バスや電車などの公共交通機関はなく、移動するときは徒歩かタクシーで移動。空港まではタクシーで2時間ほど。
食事:基本的にキャンパス内にある食堂で食べる。近くには日本食レストランもある。
携帯電話:多くの人はsimカードを買って自分のスマホに入れていた。私はなぜかそのカードが使えなかったので、通話用のみの携帯を$30ほどで購入した。
留学時の毎月の生活費(寮費、食費、娯楽費などの概算)
寮費:$2800(1学期=約5ヶ月)
食費:$800(1学期)
学習、研究以外の活動(スポーツ、文化活動、週末や長期休暇の過ごし方など)
●他の日本人学生と日本語専攻の現地の学生らと共に日本文化や料理を広める文化活動を行った。
●長期休暇には友達と一緒にアメリカやカナダへ旅行に行った。
留学中の学習の概要
授業ではほぼ毎日大量の宿題が出るため、それらの宿題が専攻分野の知識を深めると同時に自らの英語力を伸ばす学習にもなった。
留学面での苦労・アドバイス等
多国籍の学生らが集まっているので、国により価値観が異なり戸惑うこともあった。さらに、マーレイは田舎なので残念ながらアジア人に対しての差別もある。しかし、そういった状況下でも人に対して偏見を持たずに接することが留学を成功させる近道だと思う。
留学を振り返って
約10ヶ月間の留学を通して、専攻分野の知識を深めることはもちろん、異文化を受け入れる難しさや偏見を持たずに人と接することの大切さなど、日本にいては決して気付くことのできないたくさんのことを学びました。もちろん、楽しいことばかりではなく辛いこともたくさん経験しました。毎日大量の課題やテストに悪戦苦闘したり、異文化が受け入れられず友人と衝突したり、さらにアジア人というだけで差別を受けたり・・・。けれども、この10ヶ月間は私自身を成長させるために必要な期間だったと思います。勉学の面だけではなく、人として大切なことに気付くことができたからです。海外に行き、自らの固定概念や常識が当たり前ではないと気付いたからこそ、視野を広げることができました。なので、私にとってこの留学はとても有意義なものでした。
今後留学を考えている学生へのメッセージ・アドバイス
「留学」は海外旅行ではなく、異国で暮らすということなので、学習面はもちろん、人間関係においても辛いことがたくさんあると思います。けれどもその分得られるものも貴重で大きなものだと思います。たとえ、アジア人であるという理由で差別を受けたとしても、英語がうまく話せなくても、失敗を恐れずに積極的に話しかけてほしいです。当たり前のことですが、私達の母国語は日本語であり英語は第二言語です。ネイティブのような英語を話す必要はないと思うし、それが英語を話せない要因になっているのならもったいないことだと思います。自分に自信を持って頑張ってください。
交流協定校に留学経験をした学生の報告書です。
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