国際交流

留学の動機

　留学の動機としては、私自身休学によって卒業が一年遅れたため同級生たちがすでに卒業してしまい日本で過ごすよりも海外で過ごしたほうが有意義な時間を送れるのではないかと考えました。

留学の準備

　ビザに関しては名古屋の中国領事館に行ってビザの申請をしました。わざわざ領事館に行ったのに書類忘れなどがあると面倒なので行く前にきちんと調べ、分からない点があればまずは領事館や大使館に電話してみるといいと思います。私自身もわからない点があったので領事館に直接電話をして確認をしました。もちろん日本語も通じますし、きちんと教えてくれます。

住居（寮やアパートの設備）

　住居に関しては大学内にある留学生専用の寮に住んでいました。同部屋になることはないのですがなぜか男女同じ寮です。部屋は3人一部屋(個室三部屋と共同スペース)ですが私はルームメイトがおらず一人でした。シャワーやトイレは3人で共同です。トイレに関しては和式で日本人からすると少しつらいかなと思います。

生活環境（気候、大学周辺の様子、交通機関、食事、お金の管理方法、携帯電話など）

・気候
　まず気候は雨がとても多い印象です。冬は気温的にはそんなに低くはならないですが湿度が高く、寒くはないですが晴れている日がとても少なく基本的に曇りです。富山とよく似ているかもしれません。そして中国と聞くとPM2.5など空気が悪いイメージがあるかもしれませんが西南交通大学のある成都市は北京や上海からは距離があり空気はそんなに悪くないです。

・大学周辺の様子
　大学周辺には生活に必要なものはそろっています。そのため日常生活で不便だと思うことはほとんどないと思います。地下鉄の駅も大学から自転車で10分ほどの距離にあるので便利だと思います。

・交通機関
　交通機関は日本と比べると本当に安いです。西南交通大学の私がいたキャンパスは街の中心から40分ほどと少し離れていますがそれでも片道5元(約80円)で行くことができます。タクシーも安いので気軽に利用することができます。

・食事
　食事は大学内の食堂や飲食店(中国の大学内には飲食店があります)で食べていました。ただ成都市は四川省にあるので基本的に料理は辛いです。

・お金の管理方法
　お金の管理方法については現金を5万円持っていって必要なときに両替しましたが、基本的にはクレジットカードのキャッシング機能を使って降ろしたものを中国の銀行口座に預けていました。

・携帯電話
　携帯電話に関してはSimフリーのスマホを用意し現地のSimを挿して使っていました。

留学時の毎月の生活費（寮費、食費、娯楽費など）

　寮費は半年分で3,600元(約56,000円)でした。またとても安いのですが電気代が別料金です。私は半年で30元(約500円)でした。食費に関しては一食20元(約300円)もあれば満足に食べられてしまうので日本で生活するよりも安く済みます。娯楽費に関しては個人によると思いますが飛行機や電車などの移動日も安いので長期休みには旅行もしやすいと思います。

学習、研究以外の活動（スポーツ、文化活動、週末や長期休暇の過ごし方など）

　外国人向けのサークルのような活動に参加させてもらい、友だちを作ることができました。また週末にはよく地下鉄で街の中心に行って遊んでいました。長期休暇には一人で西安を訪れ、中国の都市の違いを感じることができました。

留学面での苦労

　やはり言語の面で苦労しました。現地の大学に日本人誰か一人ぐらい入るだろうと思っていたのですが、現地に行ってみると私だけでした。現地の日本人に助けてもらえるだろうと甘い考えでいたので言葉が分からず大変でした。留学される方は誰か助けてくれるだろうと人を当てにすることなく全部自分でやるぐらいの気持ちが必要だと思います。