国際交流
留学報告書
経済学部経営学科4年 女子
留学先:ハワイ大学マウイカレッジ Maui Language Institute(2015年9月~2016年4月)
留学の動機と準備(語学、ビザなど)
【動機】語学力の向上、異文化体験
【準備】派遣が決まってからすぐにMLIへの入学手続き、ホームステイ斡旋会社へのコンタクト、航空チケットの手配をした。特にビザに関しては学校からの書類を待つ必要があるので余裕を持って準備を始めるといい。ビザは出発の半月前に大阪領事館で面接を行い取得した。語学の準備としては、基礎の復習や、オンライン英会話を使って話すことの練習をした。
留学生活について
住居(寮やアパートの設備)
ホームステイ
規定上、朝夜ご飯付で1か月1200ドルだが、ランチを持たせてくれることが多かった。中国人のルームメイトがおり、ディナー時にはそれぞれの文化、慣習を話すことが多かった。
生活環境(気候、大学周辺の様子、交通機関、食事、お金の管理方法、携帯電話など)
【気候】日差しは強いが気温・湿度はそれほど高くなく、過ごしやすい気候である。10月から4月にかけての雨季は朝晩冷え込むことがある。
【大学周辺】大学周辺にはショッピングモールがあり、買い物や映画を見るのに便利である。またショッピングモールにはバスのメインターミナルがあり、そこから全部の路線に乗ることが出来る。
【交通機関】学校までは自転車がメインで通学をした。雨の日はバスを利用した。電車はなく、公共交通機関はバスのみである。そのため車があると大変便利。
【食事】ハワイは多様な人種が集まる州なので様々な国の食事を楽しむことが出来る。また、日系アメリカ人が多いため日本食に困ることはない。ただ、ホームステイ先では野菜が少なく、肉が多く偏った食生活であった。
【お金の管理方法】買い物、レストランなどではクレジットカードを中心に支払っていた。
現金に関してはキャッシュパスポートを利用し、適宜ATMで引き出した。
【携帯電話】ソフトバンクが提供している、アメリカ放題というサービスを利用し、日本への電話やインターネット接続をしていた。現地での連絡手段として、プリペイド式の携帯電話を購入し使用していた。
留学時の毎月の生活費(寮費、食費、娯楽費などの概算)
ホームステイ代 1200ドル
外食費 約60ドル
日用品 約30ドル
その他 約75ドル
合計 約1365ドル
学習、研究以外の活動(スポーツ、文化活動、週末や長期休暇の過ごし方など)
週末は友達とビーチへ行き、泳いだりサーフィン、ボディボードに挑戦したりした。
パーティーが多いので、いろんな人と出会う機会は多い。
学校のアクティビティに2カ月に1回のボランティア活動がある。ビーチの清掃活動、草抜き、ホームレスへの食べ物の提供など様々な経験をした。
長期休暇にはマウイ島以外の島(オアフ島、ハワイ島、カウアイ島)を回りそれぞれの島によって異なる自然、雰囲気などを楽しんだ。
留学中の学習の概要
学校ではリーディング、ライティング、グラマー、スピーキング&リスニング、カルチャーリテラシー、フィルムスタディの6科目の授業を受けた。カルチャーリテラシーのクラスではハワイとアメリカの文化を主に学ぶ。また生徒それぞれの文化についてもプレゼンテーションをしたり、意見交換をしたりする。フィルムスタディでは映画を観て、日常で使われる英語を学ぶ。どの授業でもディスカッションや自分の意見を発言する機会がある。
留学面での苦労・アドバイス等
当然だが、夜は1人で出歩かない、もしくは車で送ってもらう。マウイは治安もよく昼間は1人で歩いても安全な島である。しかし、街灯が少なく、21時を過ぎると人が出歩いていないため夜は十分気を付けたほうがいい。
メンタル面のアドバイスとして、会話をする際、英語の上手い下手は気にしすぎないことが大切であると感じた。私自信最初の数カ月はそれで悩み、あまり自分の意見を発言することがなかった。しかし、意識を変えるだけでだんだん会話に参加できるようになり、スピーキング力が付いたと思う。
留学を振り返って
この留学で私が一番得たものは、様々な人と出会ったことである。現地でもアメリカ人という枠の中にも、イタリア系、メキシコ系、南アフリカ系、日系そしてハワイ原住民の血を持った方などそれぞれが独自の文化や価値観を持っていて、お互いが尊重し合って生きていることがハワイらしさであると感じた。また、この留学を通じて主体性が増した。授業ではもちろん、学校外、家でも自分はどう考えるか意見を求められることが多く、受動的であり続ける限り何も得られないまま終わってしまうからだ。この留学で経験したこと、得たことはこの先社会にでるにあたり求められることであり、この経験は十分に活きると思う。
今後留学を考えている学生へのメッセージ・アドバイス
留学はもちろん準備の段階からお金はかかるし、とても大変なことが多い。しかし、その分学ぶことが多かった。日本でも語学は学ぶことが出来るが、その土地での生活やその土地の人と触れ合うことは海外でしかできない。新しいもの、新しい人、新しい文化に触れることでものに対する見方が変わり、視野が広がった。留学を悩んでいる人は、是非挑戦してみるべきだ。
交流協定校に留学経験をした学生の報告書です。
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