国際交流
留学報告書
経済学部経営法学科3年 男子
留学先:上海大学(2015年9月~2016年1月)
留学の動機と準備(語学、ビザなど)
【動機】一年生から続けてきた中国語をさらに高めたかったことと、留学することでほかの国の文化を学びたかったから。
【準備】ビザ、チケットは旅行代理店の方にお願いし、保険は学校で用意されていたものに加入。チューターの仕事で中国人留学生と交流。留学前には中国語検定2級、HSK5級を取得した。
留学生活について
住居(寮やアパートの設備)
上海大学は外に借りて住むこともできますが、基本的には寮生活で留学生はV、W、Zのいずれかの寮に住むことになります。寮の中にある設備は基本的に同じで、V・Zは比較的に新しく、Wはこの中では一番古い。多くは2人部屋でVにはほかに1人部屋、3人部屋があります。
生活環境(気候、大学周辺の様子、交通機関、食事、お金の管理方法、携帯電話など)
住んでいた宝山キャンパスは市の中心から離れていましたが、上海大学のどのキャンパスよりも大きく留学生も多いところです。キャンパスを少し出ると食べ物屋、銀行、大型スーパーがあり、夜になれば屋台も出てくるので学生で盛り上がっていて、生活するうえでは不便もなくにぎやかでした。また近くにある地下鉄に乗れば、1時間もしないうちに有名な観光地に行けます。公共交通機関の交通費はかなり安いです。地下鉄なら5分に1本はあるのでよく利用されています。お金の管理については、中国で口座をつくったのでそこに入れて必要な時に必要な分を引き出して使っていました。
留学時の毎月の生活費(寮費、食費、娯楽費などの概算)
【寮費】一括払いで4か月約14万円(そのうち約3万6千円は帰国の時に返ってくる)。
【食費】食費は比較的安く、1か月2万円あれば十分食べられました。
学習、研究以外の活動(スポーツ、文化活動、週末や長期休暇の過ごし方など)
上海大学では各学期に1回学校主催で留学生対象の旅行プランが組まれ、僕が滞在していた時の秋学期には北京へ行ってきました。語学クラスにいない本科や研究生の留学生の人も参加して北京の世界遺産や観光地などを一緒に回り交流もできたのでとても有意義な旅行になりました。また、日本語同好会の人たちとの交流もあり、秋祭りやおにぎりづくり大会などを開催してくれてたくさん交流しました。
留学中の学習の概要
上海大学の語学クラスはA~Fまであり、人数により開講クラスの数が変わります。Dクラスは読み書き、話す聞く、読む(中国の新聞)、作文の4つの授業でした。読み書き、話す聞くは週に各4コマ、残りが各1コマずつの週に10コマの授業でした。
留学面での苦労・アドバイス等
うまく話せなくてコミュニケーションができないなどの苦労があったが、そのほか特に大きな苦労はなく日本での生活とそんなに変わらなかったと思います。注意すべきこととしては、休日などは地下鉄や観光地は特に人が多くなり、そういう時を狙ってスリとかが発生しやすいので鞄を自分の体の前に持ってくるなどの注意が必要です。
空気も時々ものすごくひどいときがあるので事前にマスクを持っていくほうがいいと思います。また、長期留学生活など慣れない生活で風邪をひきやすくなったりするので風邪薬もあるといいです。
留学を振り返って
とても充実した留学生活だったと思います。授業数が少ないため空いた時間には観光地に行ってみたり、近くを散策してみて、現地の人たちと交流もできたし、学校では、たくさんの国の人とその人達の国の話も聞けて、学期の終わりごろには何度もクラスで集まって遊んだり、友達つながりで出会った多くの外国人留学生とも交流でき、中国以外のほかの国の人たちとも広く深く関われた留学だったと思う。
今後留学を考えている学生へのメッセージ・アドバイス
留学は行ってみるべきだと思います。留学してみないとわからないことは多くあります。語学力がないとか、お金がないことを理由にあきらめるのはもったいないです。語学はまったくゼロからの人も受けられるクラスもあるし、お金も少し調べれば留学用の奨学金をいただける機関とかもあるので迷っているのなら行ってみてください。
留学で得られるものは語学だけではなく、多くの人との出会いにより、日本にいただけではわからなかったこと、日本の常識が通じないことなどにも気づけるし、日本の素晴らしさを再確認することができます。ほかの国に行き多くのものを見て聞いて交流することは自分の見聞を広げるので、短期だけでも行ってみるのはいい経験になると思います。
交流協定校に留学経験をした学生の報告書です。
2023年度
2022年度
2020年度
2019年度
2018年度
2017年度
2016年度
2015年度
2014年度
2013年度
2012年度