国際交流
留学報告書
経済学部経営学科4年 男子
留学先:チュラロンコーン大学(2016年8月~2017年5月)
留学の動機と準備(語学、ビザなど)
留学の動機
私が留学を決めた主な理由は、2年生の時に履修したアジア経済論でASEAN経済、タイ経済に興味を持ったからです。現地の学生と交流したり、実際に生活して経済活動を見ることで、より深く経済を学ぶことができるのでは、と思いタイのチュラロンコーン大学に留学を決めました。また、小さいころから異文化に興味があったからというのも理由の一つです。日本だとなかなか異文化に触れることがないため、この機会に環境を変え、多くの人と交流したいと思い決意しました。
留学の準備
タイに交換留学といっても、授業は全て英語で行われるため、出願の際タイ語を要求されることはなく、タイ語に関してはほとんど準備することなく出発しました。 ビザは東京まで行き、シングルビザを申請しました。申請から受け取りまでは一日で、次の日に受け取ることが出来ます。私は郵送をしてもらいましたが、3日ほどで着いたと思います。
留学生活について
住居(寮やアパートの設備)
留学生向けの寮に住んでいました。家賃は私が入居した時は月11,000バーツでしたが、途中で値上がりし新しく入居する人の家賃は14,000バーツになりました。掃除のサービスも当初はありましたが無くなってしまいました。
生活環境(気候、大学周辺の様子、交通機関、食事、お金の管理方法、携帯電話など)
・気候
毎日が日本の夏のような暑さでした。毎日暑いため、その暑さに慣れてきましたが、4月から5月にかけては今までに体験したことのない暑さでした。
・大学周辺の様子
大学の周辺はとても栄えていてなんでもあります。生活や買い物、遊ぶ場所で困ることはないと思います。
・交通機関
駅が近くにあるためどこにでも行くことができます。バスもたくさんありますが、タクシーも、初乗り35バーツと非常に安いです。
・食事
食事は寮の近くにあるお店で食べていました。留学前はタイ料理を食べたことはほとんどありませんでしたが、すぐに気に入りました。安くて美味しいです。
・お金の管理方法
海外キャッシングを利用していました。
・携帯電話
携帯については、タイの携帯ショップで買いました。大学にも寮にもwifiがあるので、買わなくてもwifiだけで生活できると思います。
留学時の毎月の生活費(寮費、食費、娯楽費などの概算)
ルームシェアをしていたため、寮費は半分で済みました。学校からルームメイトを紹介してくれることはなく、自分たちで探さないといけません。Facebookのグループで探している人が多いです。
生活費はどの留学生も6万〜8万ぐらいと言っていました。
学習、研究以外の活動(スポーツ、文化活動、週末や長期休暇の過ごし方など)
学生証を持っていればスポーツの施設は使い放題です。時々利用していました。週末はタイ人の友達にバンコクを案内してもらうことが多かったです。タイ語が話せないと移動したり、何かを買ったりするときに大変なことが多いので、タイ人の友達にはとてもお世話になりました。長期休暇には旅行にも行きました。日本からだと交通費が高いですが、タイからだと他のアジアの国々に近いため飛行機が安いだけでなく、高速バスもかなり安いので、旅行をおすすめします。
留学中の学習の概要
チュラロンコーン大学ではタイ経済、仏教経済といったタイならではの講義だけでなく、産業組織論、政治経済学、コーポレートガバナンスなど富山大学で取っていなかった講義を履修しました。知識や理解というのはもちろん深めることはできましたが、タイ人の学生をはじめとする世界各国の留学生と一緒に学び、そこで違いを感じたことは私にとって大きな経験です。例えば、授業中の欧米の学生の学ぶ姿勢です。彼らはただ座っているだけではなく、教授の説明に疑問を投げかけたり、いろいろな視点から見て質問をしたりと、積極性が大きく違いました。そこで刺激を受け、そういった姿勢を自分にも取り入れることが出来たのはいい経験となりました。
留学面での苦労・アドバイス等
留学面での苦労
生活をするうえで苦労したという経験はほとんど無かったです。1日目は新しい環境に少し疲れてしまいましたが、それからは日本との違いを楽しみながら生活できました。
授業について
授業に関しては、授業のスタイルの違いに最初は少し苦労したと思いますが、すぐに適応することができました。授業のレベルが高い、すべて英語、などとあまり心配しすぎず自信を持って臨めばいいと思います。
就活について
就活は3月から解禁ですが、私は5月下旬に帰国したため、その間説明会や面接に参加することはできませんでした。しかし、エントリーシートをウェブサイトから受け付けている企業や面接日程を調節してくれる企業、さらにはタイの工場見学に招いてくださった企業などあるため、帰国するまでネットでできることをするよう心掛けていればいいと思います。
留学を振り返って
私にとって、実り多い10ヶ月となりました。勉学で知識を身につけられただけでなく、先に述べたようにプレゼンテーションやグループワークを通じて、勉強に対する姿勢も学ぶことができました。また、異文化交流という点からみても、実際に自分で異文化を体験したり、たくさんの人と話すことで、とても多くの国の文化を学ぶことができました。自分はまだまだだなと感じたり、うまくできて自信を持てたりしたことも含めて、この留学生活で多くのことを感じ、すべていい経験になりました。
今後留学を考えている学生へのメッセージ・アドバイス
留学と聞くと敷居が高いと感じますが、実際に行ってみるとそんなことはないと思います。留学した方がいいとか留学は意味ないとか様々な意見があると思いますが、結局はその人次第で、行動をしてみなければわからないと思います。留学を考えている方には少しでも参考になればいいです。
交流協定校に留学経験をした学生の報告書です。
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