国際交流
留学報告書
経済学部経営学科 3年 男子
留学先:大連理工大学(2018年3月~2019年1月)
留学の動機と準備(語学、ビザなど)
留学の動機
大学1年の冬に大連での海外研修に参加させていただいたことが留学の決め手となりました。それまではただ将来の仕事選択のために漠然と行動しておりました。しかしこの海外研修で、国際社会の第一線で活躍する社会人の方にお会いし、私も将来同じようにグローバルに働きたいと考えるようになりました。そこで留学をすれば少しでも夢に近づくことが出来ると考え大連に1年間行くことにしました。
留学の準備
ビザや書類、語学力は前年度以前の方のものを参考にしてください。私からは留学前に多くの企業説明会などに行くことをお勧めします。そこで社会人の方にこれから留学に行くことを伝え、何をしたら良いか聞いてみて下さい。多くの方は今でも留学に行って何がしたいというような考えを持ち、優しく答えてくれます。意見を参考に留学前には語学力向上以外に、その国でしか出来ない事など何でもいいので1つ目的を探して欲しいです。きっとその目的が留学生活を豊かにすると思います。
留学生活について
住居(寮やアパートの設備)
浴槽はありません。トイレとシャワーが同じ部屋にあり、カーテンで区切ってシャワーを浴びます。水は3ヶ月に一度くらいに不定期で何の知らせもなく半日かそれ以上停まることがあります。部屋にはサンルームもあり冬期暖房は一日中ついているので比較的暖かいです。夏は前期に帰国する友達から扇風機をもらって暑さを凌いでいました。門限は23時で完全に閉まります。
生活環境(気候、大学周辺の様子、交通機関、食事、お金の管理方法、携帯電話など)
・気候
冬は−10℃くらいまで下がりますが日本で買うよりも服はかなり安いのでコートなど1着持って行って寒いようであれば市内で買えば良いと思います。
・交通機関
移動は基本バスです。30分ほど乗れば市内に遊びに行けます。
・お金の管理方法
口座は留学先指定の銀行で作りました。初めは約30万円分の元を持って行き、足りなくなった分はクレジットカードからキャッシングしていました。
・携帯電話
携帯は以前使っていたiPhoneをシムフリーにしてから中国シムに変えました。基本的にキャッシュレスなのでスマホでの支払いがほとんどです。いつものお買い物はもちろん、自動販売機やタクシーの支払いなどもQR決済です。ただ郵便局では現金の支払いしか出来ないため、財布を持っていない時など、近くにいる方に声をかけてQRでお金を渡して現金をもらい郵便支払いをしていました。
留学時の毎月の生活費(寮費、食費、娯楽費など)
寮費は水道光熱費込みで1人部屋1万5000円程です。食費は一食100円から500円程度に抑えられます。マックや吉野家、日本食もたくさんあります。
学習、研究以外の活動(スポーツ、文化活動、週末や長期休暇の過ごし方など)
私は大連にある雑誌から日本人サークルを探して、社会人チームで毎週日曜日の午前中にバスケットボールをしていました。他にも富山県人会や出身地である長野県人会の活動にも参加し、多くの社会人の方と交流をしていました。長期休暇は友人の実家に遊びに遠出をしたり旅行をしました。
留学中の学習の概要
春期は語学の授業を毎週12コマ、経済学部での授業を4コマ分履修しました。語学の方は毎日宿題が多く課せられ予習復習に苦しみました。経済学部の授業は小グループでの討論や発表の機会がどの授業も多く自発的に取り組む必要がありました。
秋期は同様に経済の授業を5コマ分履修しました。授業は基本的に全て中国語でしたが、中には英語も使う授業があり、討論後は英語で発表をする機会もありました。
留学面での苦労・アドバイス等
留学面での苦労
現地の先生方に相談をしても、たらい回しにされることが多く苦労しました。私は語学留学生ではなく、経済学部への交換留学であったため授業の履修登録など国際教育の先生から助けてもらえませんでした。そのため、富山大学で知り合った理工大学の学生から経済学部の友人を紹介してもらい履修登録まで行うことが出来ました。奨学金に関する情報は早めに留学支援課で聞いてください。私は留学を渡航の一年前から決めていましたが奨学金に関する情報を誤って聞き、留学開始日が4月からの方が受給できる奨学金を同年3月に留学を開始するという理由で受給できませんでした。必ず正確な情報を早めに得るようにしてください。日本の始業は4月から前期、10月から後期ですが、中国は9月からが前期、3月からが後期となります。受給したい場合は1年以上前からの準備が必要となります、注意しましょう。
留学を振り返って
多くの優秀な中国人学生に会って刺激を受けながら勉強に取り組むことで良い留学となったと思います。理工大学には語学学科の学生でなくとも流暢な英語か日本語を話すことができる学生が多く、これから彼らと同じ市場で働いて行くことを考えると勉強せずにはいられませんでした。友人も毎晩のように図書館にこもって勉強していたので、私も彼ら彼女らと一緒にご飯を食べたり勉強し遊ぶことで深く中国の文化を学ぶことができたことは留学期間中の良い経験となったと思います。
今後留学を考えている学生へのメッセージ・アドバイス
留学への障害となっているものを1つずつ明確にして乗り越えて行ってください。私は休学もしなければ、日本にいるよりもはるかに安い生活費で過ごすことができました。交換留学に求められる語学力は大学によって異なります。第2外国語であればないところもあります。あれば必死に勉強するだけです!
まずは留学支援課へ個人的に話を聞きに行ってください!それが留学への第一歩です!頑張って!
交流協定校に留学経験をした学生の報告書です。
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